出血

出血?!
こんなときはどうしたいいの?
その傾向と対応策

妊娠がわかって喜んでいた矢先の出血!!
赤ちゃんは大丈夫なの?

様子を見てもいいものから受診が必要なものまで、きちんと知ると安心できますよ。

1)妊娠初期 ~妊娠15週

30%の妊婦に起こるものと言われています。

初期に出血した妊婦さんと出血しなかった妊婦さんを、比較しても流産の確率は変わりません。

90~95%の切迫流産の人が、正常の妊娠経過をたどるとも言われています。

流産は全妊娠の15%で誰にでも起こりうる。
精子と卵子が受精した時点で流産するか運命づけられます。

つまり現代の医学では治療が不可能・・・

だから万が一、流産してもご自分を責めないでほしいのです。

妊娠10週で胎児心拍を確認できた場合
流産の確率は1%以下になるので、ほぼ安心してOK

<原因>

流産
子宮入り口のびらん *1)、ポリープ *2)

<出血の色など>

茶色いおりもの
薄いピンク色
赤い生理のような出血

まずは安静にすること

下着につく程度なら、慌てて受診する必要は
ありませんが心配なときは受診してもOK

<痛み>

キューっというけいれん様の痛みを伴うことがある

<受診するタイミング>

*徐々に痛みが強くなる
*出血が増えてくる
*出血の色が鮮血に近くなる

こんな時は時間外でもすぐに受診しましょう。

2)中期 妊娠16~27週

びらん、ポリープ

切迫早産の可能性  ← 出血が少しでもすぐに受診しましょう!
前置胎盤  *1)
常位胎盤早期剥離  *2)
破水

3)後期 妊娠28週以降

中期と同様

妊娠37週以降は「おしるし」の可能性があり、ねばねばしてピンク~赤色

お産が近くなるとドロっとしたおりものが増えますが異常ではありません。

*サラサラした鮮血、持続する痛みがある時はすぐに受診して下さい。

まとめ

妊娠初期の出血や痛みは、正常な妊娠でも起こることがあるので慌てないことが大切。

自分で正常なのか異常なのか判断できないため、病院へ相談するのがいいでしょう。

茶色いおりものは子宮内の古い出血であることが多いため、そんなに焦らなくても大丈夫です。

また赤い出血でも下着に着く程度の量であれば安静にして様子をみましょう。