ご安産のための心得
妊娠したらやっぱりご安産で赤ちゃんを産みたい、誰もがそう思いますよね。
そもそも「ご安産」ってどういうことなのかというと…
赤ちゃんもママもリラックスして、安全で安心してお産できることだと思っています。
注)よく勘違いされるように短時間で産むことではないですからね~
もちろん赤ちゃんもママも元気であること。
時間や方法ではないということです。
そして最も大事なのは「ママが満足できるお産」だということです。
ここ、とっても重要です。
産後もずっと記憶に残るお産です、満足いくお産にしましょう。
もともと女性にはお産する能力が備わっています。
ずっと昔からそうしてきたように、赤ちゃんを産めるようになっているんです。
今はライフスタイルも変化しストレスもかかってしまっていますが、妊娠中は本能的になれるはず。
自分を信じてそんな素晴らしいパワーを呼び起こしていきましょう。
とはいっても「できればラクに産みたい」と思うものですよね(笑)
単に時間を短縮させたいということではなく、ここでは女性が持っている自然のチカラを最大限に発揮させていくお産についてみていきます。
ご安産の身体作りはすぐ完成するものではありません。
日々の積み重ねです。
簡単に今日からできることばかりですので、是非ご安産にむけて整えていきましょうね。
<ご安産のためにできること7か条>
実はとってもシンプルです。
基本的なことばかりですが、それができていない人が多い…
だから、今改めて自分の生活を振り返ってみましょうね。
① 自分の身体と向き合う
② 生活習慣の見直し
③ 食生活の見直し
④ リラックス
⑤ しなやかな身体作り
⑥ 知識を得る
⑦ 安心できる人間関係
① 自分の身体と向き合う&感じる
まずは自分の身体のことを知ることから始めましょう。
妊娠〇週で赤ちゃんはこんな感じ…そこからです。
今、私はこんなことを感じているんだと直感に素直になってみてください。
つわりではご飯の炊けるにおいがイヤになったり、いつもより敏感だとわかると思います。
それがいい悪いではなく、こういう状態なんだと知ること、認めてあげることが大事です。
そして「今、こうしていたい」「心地いい」ことを優先してあげましょう。
頭で考えるのではなく心で感じたように!
きっと風や陽射しも感じ方が違ってくるはずです。
② 生活習慣の見直し
仕事をしている人もそうじゃない人も、みんな同じです。
毎日の過ごし方を振り返ってみましょう。
*朝起きる時間を決める
だいたいの時間でいいので、毎日同じ時間に起きましょう。
*朝起きたら朝日を浴びる
朝日に元気よくおはようとあいさつし、たっぷりと朝日を浴びます。
セロトニンというホルモンが分泌され、夜の睡眠がスムーズに。
*理想は一日30分の運動
適度な運動は心地いい疲れになり、夜ぐっすり眠れます。
*お昼寝しよう
妊娠中は眠気との闘いという人も多いのでは?
夜間、なかなか眠れず睡眠不足になることもあるので、お昼寝でカバーしましょう。
14時までにすること、長くても30分間!
(それ以上長く寝てしまうと夜眠れなくなります)
*毎日入浴する
シャワーだけでは体の芯まで温まりませんし、リラックス効果もいまひとつ…
必ず、湯船に浸かりましょうね。
寝る直前の入浴はNG
*22時までには就寝しよう
睡眠時間の確保はとっても大事です。
8時間は休めると理想的ですね。
身体の冷えやむくみ、切迫早産などの予防にも◎
食事は寝る3時間前には済ませておくことも忘れずに
③ 食生活の見直し
生きていくうえで必須の食事は、やはり妊娠中も大事な要素です。
*食事時間を決める
一日3食にして、だいたいの食事間を決めて規則正しいリズムにすること。
*理想は和食
一汁三菜が理想と言われますが、実際は大変です。
可能な範囲で続けましょう。
時にはお惣菜の力も借りて、肩の力は抜いて!
*バランスよく食べる
基本的すぎることですが、動物性物も野菜もしっかりと!
サラダはホットサラダにすると冷え対策にも◎
面倒なときは野菜たっぷりのお味噌汁やスープにしてしまえばOK
*甘いものの誘惑に負けるな!
つい欲しくなる甘いもの…体重コントールにおいても、赤ちゃんのためにも食べすぎは厳禁ですよ。
さつまいも(焼き芋、干し芋)やレーズンなど自然の甘さを利用すれば◎
フルーツも加熱すると、グンっと甘くなりますよ。
スナック菓子もほどほどに…
*頭でっかちにならないで欲したものを食べる
勘違いしてほしくないのは、チョコを欲しているからといって毎日大量のチョコを食べるなど、欲望のままに食べるのは止めましょうね。
栄養バランスのことばかりを気にしすぎて、タンパク質は豆腐でとったからビタミンは〇〇で…
などと考えなくていいよということです。
野菜も人参が食べたいのか、キュウリが食べたいのか…
身体の声を聞いてあげてほしいということ。
身体に正直に!
*薄味にする
わかっていても、わが家の味が薄味なのかすらわからないという人もいます。
外食やコンビニ食で味が濃いと感じたら◎
たまの外食はOKですし楽しんでほしいのですが、家ではもう少し薄めにして帳尻を合わせていきましょう!
*よく噛むこと
ゆっくりとよく噛むことで消化アップ、満足感もアップしますよ。
食べ物に感謝しながらゆっくり食事を楽しみたいですね。
④ リラックス
リラックスすることはとっても大切です。
妊娠中に限らずですが、イライラ&モヤモヤは最小限にしたいですよね。
「不要な不安はいりません」心が緩めば体も自然と緩みます。
心がガチガチだと体もガチガチです。
どちらが先でもいいですが、緩めることを意識していきましょう。
上手にあなたらしいストレス発散法を見つけておきましょうね。
⑤ しなやかな身体作り
お産は身体が開いていく感覚です。
骨盤も股関節も緩んで、赤ちゃんが生まれてきます。
骨盤回り、股関節は柔軟にしておきましょうね。
毎日のストレッチなど「ながら運動」でいいので続けることが大事です。
・骨盤回し
・四つんばいになっての雑巾がけ
・蹲踞(そんきょ)の姿勢=ヤンキー座りのように
足裏を床にしっかりとつけて膝を開く姿勢などを毎日行いましょう。
時間に余裕がある人はマタニティヨガやスイミングも◎
初めてのお産だと会陰切開がわりとスタンダードになってきていますが、デリケートな部分だからこそ切開せずに産みたいですよね。
そのためにも、会陰マッサージがオススメです。
妊娠後期に入ってからで十分ですが、お腹の張りがない、出血していないなど異常がないことが条件です。
お風呂上りなどのリラックス&清潔な状態でオイルマッサージをしていきます。
ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどピュアなものを使用し、手のひらで十分に温めてから行います。
太白ごま油という加熱処理されていない透明なゴマ油も◎
においも気にならず、余ったらお料理にも使えます。
オイルは一度開けるとどんどん酸化するので、早めに使い切りたいですし、食用の太白ごま油はオススメオイルです。
マッサージは簡単!
親指にオイルをたっぷりとつけて膣の中に入れ、中に沿って優しくなじませていきます。
力を入れず、息を吐きながら行いましょう。
オイルが垂れてもいいようにバスタオルなどの上が◎
もしくは、お風呂場でもいいですね。
指を入れるのが怖い人は、化粧用のコットンにオイルをひたひたになるまでつけてから会陰に当てます。
オイルでパックするイメージです。
ショーツがオイルで汚れてしまうので、ナプキンを当てておくと安心ですね。
15分以上、オイルパックをしてから入浴するのがオススメ。
会陰が柔らかくなっているとお産の時に伸びてくれるので、傷になりにくいですよ。
妊娠中からしっかりとケアしておきましょうね。
なかには、ダンナさんがマッサージしているという妊婦さんもいます。
妊娠中のセックスは何かと不安ですが、会陰マッサージでコミュニケーションをとるのもアリかもしれませんね。
⑥ 知識を得る
知らないことって恐ろしいです。
知らなかったことでトラブルになっては取り返しがつかないことだってありますからね。
しかも、それは間違った知識では意味がありません。
きちんと妊娠中~お産までのことは勉強しておく必要があります。
でも細かく知っていなくても大丈夫。
大体のことを把握しているだけで不安はグンと減りますし、安心材料になります!
もちろん、ダンナさんも同じレベルで勉強しておきましょう。
⑦ 安心できる人間関係
お産の時にお世話になる医師・助産師・看護師とは面識がある状態でお産に臨みたいものです。
もっと言えば、信頼関係を築いた状態にあるとなおよし!
見知らぬスタッフより知っているスタッフの方が安心ですものね。
施設によってはずっと同じ助産師が、妊婦健診からお産後まで担当するところもあります。
<おまけ>
お月さまのリズムを意識してみるのもオススメです。
昔から満月にはお産が多いと言われていますよね。
たまにはお月さまを見上げてみては??
満月は実現の時、新月は希望や始まりの時です。
新月から月が満ちていくときは成長する時期ですし、満月から月が欠けていくのは準備期間だったりします。
空を見上げてどんなふうに感じるのか…是非、妊娠中だけの感じ方を味わってくださいね。
<まとめ>
ご安産についてみてきましたがいかがでしたか?
基本的なことばかりですよね!
妊娠中だからではなく、生きていくうえでの基本的なことばかりですから、是非今日からお試しを!
ご安産のためには「心も身体もゆるむ」ことが必須です。
欲しているものを食べ、感じたように過ごす…
自分の本能に、直感に素直になることが大事。
人生で何回経験できるかわからない妊娠を今、経験しているんですもの♡
じっくりと味わって過ごしてくださいね。
ちょっと立ち止まって、ぼーっとするのも醍醐味ですよ!
そして、ご安産にしていきましょう。
誰かがご安産にしてくれるものではありませんから
「自分で決めて、自分でやっていく」
これが大事ですよ。
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