出産準備はいつから?

出産準備っていつから始めるの?
必要最低限でコンパクトな準備を
その傾向と対応策

妊娠してワクワク・ドキドキの日々と思います。

心配なこともあるけれど、赤ちゃんの誕生が何よりも楽しみですよね!

赤ちゃんとの生活は今までとはまったく違うものになりますから、赤ちゃんを迎える準備が必要です。

でもいつから始めたらいいのか?
何からそろえたらいいのか?

育児雑誌などを見てもマチマチでよくわかりませんよね。

あれもこれも欲しくなってしまいそうですが、意外と使わずに済むものも多いんです。

ズバリ!必要なのは退院後1か月のもので十分ということです。
そのあとは、ボチボチそろえても間に合いますよ。

そこで必要最低限、これさえあれば何とかなる!をお伝えしますね。

<いつから?>

①妊娠4、5か月 ~ リサーチ開始

②妊娠6、7か月 ~ 実際にお店に行く&予算を立てる

③妊娠8、9か月 ~ 購入スタート&レンタルの手配

④妊娠10か月   ~ 最終チェック&セッティング


妊娠4か月頃からはつわりも落ち着いてくるので、スタートするのにいい時期です。

お腹もそんなに大きくもなく、赤ちゃんの性別もそろそろわかってくる頃ですね。

赤ちゃんグッズってどんなものがあるのかネットで見たり、お散歩がてら育児用品を扱っているお店に行ってみましょう。

カラフルで小っちゃくてワクワクしますよ!
実際手に取って肌触りや大きさなどをチェックしましょう。

ベビーカーは実際に押してみると個性があるので、是非お試しを!

おうちの状態や子育てスタイルによって必要なものは変わってきます。
例えば、ベッドで過ごすのか?布団なのか?

赤ちゃんと添い寝するかどうかでも、ベビーベッドかベビー布団か変わります。

洗濯は誰がいつするのか?意外と大事です。

毎日誰かがしてくれるのであれば、赤ちゃんの服はそんなにいりません。


まずはイメージするところから始めてみましょうね。

だいたいの予算を立てておかないと、いいお値段に…10万円以上かかると言われています!

必要なものをリストアップし、予算も組み込んでいきましょう。

<里帰りの場合は?>

里帰り出産の場合は、妊娠34~37週には里帰り先の病院で妊婦健診を受けることになっています。

そのころには帰省しているということですね。
妊娠後期はバタバタしていますから、早めに送ることが大事!

自分の家とは勝手が違うので、イメージしながら準備を進めていきましょう。

お腹も大きくなっていますから、ご家族と一緒に買い物に行くと安心ですね。

<仕事をしている場合は?>

産休に入ってから…それでは遅すぎます。

仕事をしながら赤ちゃんを迎える準備をするのは大変だと思いますが、早めにリストアップしておきましょう。

休日を利用したり、ダンナさんとの連携が大事です。
産休に入ってからも意外とあっという間ですよ。

<入院や自宅安静の場合は?>

切迫早産などで急に入院や自宅安静となった場合は、買い物に行けませんよね。

準備がまだ終わっていないまま入院ということも…

ネットでも購入できますし、早めにリストアップしてダンナさんと共有できていれば安心です。

<退院してすぐに必要なもの>

これだけは必須アイテムというものをピックアップしますね。

①退院のとき

・赤ちゃんの服と予備のオムツ

初めてのお洋服ですね。
お宮参り用のセレモニードレスを着せるママも多いようです。

・おくるみ

赤ちゃんをくるんであげるものは必須です。
くるまれていると安心しますし、保温にもなります。

また抱っこもしやすくなるので、ママも安心ですね。


いろんなタイプがありますが、バスタオルでもOK

コットンで薄手のものだと場所も取らず使いやすいです。

赤ちゃん専用に何枚かあるとお風呂やお出かけ、お昼寝などいろんなときに活躍してくれますよ。

・ママの服

入院の時はまだお腹が大きい状態でしたが、今は少し小さくなってきたかな?

個人差が大きいのでワンピースなどがオススメです。
授乳できるタイプだとさらに◎

入院時はスリッパということもあったり…ママの靴は要チェックです。

・車で退院する場合はチャイルドシート

6歳未満の幼児に義務付けられていますので、必ず用意しておきましょう。

価格もピンキリ!

取り外しができるタイプは乗り降りがラクですが、赤ちゃんのうちしか使えません。

予算や幼児期まで使いたいのかなども考えてから購入しましょうね。

②家で必要なもの

赤ちゃん(新生児)はほとんど寝て過ごします。
もちろん、ママも同じです。

外出もしないし、実は必要なものは限られているんですよ。

・赤ちゃんの肌着 3~4枚

基本的にまだ服は着なくてOK

下着(短いタイプの短肌着と長めの肌着)で十分です。
枚数に不安な人は5~6枚あれば十分だと思います。

季節にもよりますが夏場は短肌着(orコンビ肌着)とオムツでOK
冬場は寒いので二枚を重ねて着せます。

長肌着よりコンビ肌着の方がオススメ!

着物のようになっている「長肌着」ははだけてしまうので、足を動かすようになってきたらはだけてしまいます。

「コンビ肌着」はボタンでとめて、裾がズボンのようになるのではだけないんです。

すぐ大きくなるので少し大きめ(60~70サイズ)にしておけば、ちょうど手足をバタバタさせる頃に大活躍です。

退院してすぐは、ぶかぶかでもOK

冬は授乳の時に寒いのでおくるみなどでくるめば十分です。
ほとんど布団の中にいますからね。

汚してしまったり、汗をかいたら交換するので予備が必要です。

洗濯を毎日誰かがやってくれるなら、実はそんなに枚数多くなくてもいけますよ。

*新品のものは糊がついていることが多いので、必ず「水通し」をしましょう。

生地が柔らかくなり、汗を吸いやすくなります。

洗剤を使ってもいいですが、本当に水だけで十分です。

手洗いでも洗濯機でもどちらでもOK
洗濯機の場合は赤ちゃんの物だけで水洗いするといいでしょう。

よく晴れた日に洗濯し、余裕をもってすることが大切ですね。
小さな赤ちゃんの服が風になびいているのを見るのは、至福の時間ですよ。

・赤ちゃんの服 2~3枚

基本的にまだ必要ありませんが、1か月も近づいてくるとあってもいいですね。

冬場はあってもいいかもしれません。

ツーウェイオールといって肌着の上に着る服がオススメ。

ボタンで留めるタイプでワンピースのように着せたり、ズボンのようにしたり二種類の着せ方ができます。

最初はワンピース風にしておいて、足をバタバタさせるようになってきたらズボン風に。

ほとんど家のなかで過ごし、寝ている時間が多いので服は2か月以降必要になっていきます。

・オムツ 1パック

オムツは必須ですね。

退院時に病院から試供品として1パックもらえることも多いですが、家にも1パックは用意しておきましょう。

メーカーによって肌触りもお値段もバラバラです。

赤ちゃんの肌に合わないこともあるので、試供品などで試してから買うのもアリですよ。

生まれたときの赤ちゃんの体重でも左右されるので、もし事前に買う場合はお腹の赤ちゃんの推定体重を目安にするといいですね。

通常は「新生児用」でいいでしょう。

・おしりふき 2~3個

ウンチのあとはおしりふきを使います。

厚手のものやトイレに流せるものなどいろんなタイプが出ていますが、一番デリケートな部分に使うものなので成分は要チェックです。

アルコールが入っていないものにし、添加物の有無は気をつけましょう。

赤ちゃんの肌に合わない場合もあるので、最小限にしておくといいですね。

また、ドラッグストアなどで手に入る「綿花・コットン」はコスパもよくオススメ。

大量に入っているので1か月以上持ちます。

お化粧の時に使うコットンのように縁取りがなく、切りっぱなしのコットンです。

作り方はカンタン!
赤ちゃんの肌に優しい「」しか使いません。

100円ショップなどで密閉できる蓋つきの容器に、水で濡らしたコットンを入れるだけです。

防腐剤も入っていないので、真夏の暑い日は少量ずつ作りましょう。

私はカゴにコットンを入れておき、スプレーボトルに水を入れその都度コットンを濡らしていました。

冬は水筒など保温できるものにお湯を入れておけば、温かいコットンができますね。

おしりふきウォーマーも売っていますが、実際には真冬しか使わず放置されているママも多いのが現状です。

赤ちゃんが嫌がらなければ、そのままのおしりふきでもOKですよ。

どうしても赤ちゃんが冷たいのを嫌がるなら、おしりふきごと布団の中で温めるというママも!

生活の知恵ですね。

・オムツ用のごみ箱

これはあった方がいいですね。

ただオムツ専用のものはお値段も高く、専用のカートリッジや袋が必要になり維持費もかかります。

蓋つきのごみ箱で十分です。
マンションなどでこまめにゴミを捨てられるならなおさらです。

そうでなくても、ごみ箱は普通のものにして、防臭効果のある袋に入れればOK

それもコストがかかる…という場合は少し手間ですが、毎回オムツを新聞紙でくるめば臭い対策になります。

ウンチのときだけそうするなど、面倒でない範囲で自分に合ったものを見つけるといいですね。

・ガーゼ 10枚ほど

まとめて売っていることが多いのでコスパも◎
10枚程度あると何かと便利です。

沐浴の時に洗う用、赤ちゃんが怖がらないようにするための「沐浴布がわり」、よだれ拭き、

夏は汗をかいてもいいように背中に入れておいて、汗をかいたらガーゼを外すだけ、母乳パッドの代わり…

新生児期だけでなく長い間使えますよ。

新生児期は吐き戻しといって、よく「たら~」っと吐きます。

寝かしているときに首元にガーゼを敷いておくと、服や布団の洗濯をしなくて済みます。

・赤ちゃん用ハンガー

小さな赤ちゃんの服は専用のハンガーが便利です。
100円ショップでも購入可能。

パラソルハンガーは布オムツでも活躍しますが、赤ちゃんの服も干しやすいですよ。

・ママの授乳対応パジャマ 3枚くらい

3時間おきと言われる授乳ですが、実際はもっと多いと思ってくださいね。

しょっちゅう授乳している感じになりますから、サッと授乳できるようなパジャマがいいですね。

夏は大きめのTシャツでもいいですが、冬は寒いので露出を最小限にできる授乳対応のものがいいですよ。

しかも、1か月はほぼ寝て過ごしますから、お気に入りのパジャマで楽しく授乳できるようにすることも大事です。

・授乳用ブラジャー 3枚くらい

いつでも授乳ができるように、大きくなった胸を締め付けずに支えてくれる授乳用のブラジャーは必須です。

ワイヤーのないものにしましょうね。

体型(胸の形)が崩れるからといって、ワイヤー入りのものを選ぶママもいますがお勧めしません。

母乳育児を希望する場合は胸に優しいものを選んであげましょうね。

少なくとも産後1か月はワイヤーなしで!

仕事復帰したり、外出する時だけしっかりとホールドしてくれるものにするなど使い分けましょう。

ブラカップつきのキャミソールもラクで使うママは多いですね。
胸の形を崩したくない人は、授乳用のブラジャーが◎

このタイプのキャミソールはラクですがホールド力は弱いので(そこがいいんですけどね)垂れる原因になりやすいです。

・生理用ナプキン 1袋

産後は悪露(おろ)といって出血があります。

徐々に減っていき1か月過ぎにはおさまりますが、個人差が大きいものです。

減ってきたと思ったのにちょっと無理をしたら、また量が増えてしまったなんてこともよくあります。

入院中に大きめのナプキンがセットとしてもらえますが、そんなに大きい必要はなくなりますので、普通の生理用ナプキンで十分です。

妊娠中は生理がないため処分してしまったという人も多いので、事前に準備しておきましょう。

急遽ダンナさんに買ってきてもらう事にならないようにしたいですね。

・哺乳瓶・消毒グッズ

母乳育児希望のママでも一本あると安心です。

もし何らかの事情で母乳があげられなくなった場合は哺乳瓶が必要になってきます。

ドラッグストアでも買えますのでなくてもいいかもしれませんが安心用に。

消毒グッズは本格的に使うようになってからでOK

とりあえず、煮沸消毒で乗り切りましょう。

・沐浴グッズ

退院日は病院で済ませてくることが多いですが、翌日からはおうちで沐浴スタートです。

具体的には…

・ベビーバス
・赤ちゃん用せっけん(orベビーソープ)
・赤ちゃんの顔を洗うガーゼ
・赤ちゃんを覆う沐浴布 (ガーゼでOK)
・バスタオル
・綿棒 (大人用でOK)
・おへその消毒セット (入院していた病院からもらうことが多い)
・爪切り

ベビーバスは必須ではありませんが、購入するなら素材や水抜きができるのかなどチェックしましょう。

チェックするポイントは…

・どこで沐浴する?(お風呂場・リビング・洗面所・キッチン)
・水道は近くにある?
・着替える場所は確保できる?
・今後も二人目の妊娠も考えている?
・その後に邪魔にならないよう使いたい?

プラスチック製のものや空気を入れて膨らませるものなどがあり、下から水を抜くことができるものがラクです。

そうじゃないと重たいベビーバスを持ち上げなくてはいけませんので、腰を痛めてしまいます。

毎日のことなのでとっても大事ですよ。

キッチンのシンクにベビーバスを置くこともできますが、サイズの確認は必須ですね。

洗面所の床に置いたり、お風呂場の床に置いて行う人も多いですが腰への負担が大きいので姿勢には気を付けましょう。

バスタブの淵に腕を置いて、体重をかけるとラクですよ。
ただ空気を入れるタイプはそれができないので大変かもしれませんね。

空気を入れるタイプは軽いのが最大のメリットです。

穴があかないように気を付けること、しっかり乾燥させないとカビが生えやすいです。

劣化しやすいので、次の妊娠まで保管するには不向きです。

プラスチック製の物はしっかりしている分、収納場所が必要ですね。
下から水が抜けるものもあるので要チェックです。

次の妊娠も考えている場合は、収納するスペースがあるのでしたらアリですね。

収納ケースで代用することも可能です。

沐浴で使わなくなっても収納として使えるメリットはありますが、水の出し入れが大変というデメリットも…

基本的に沐浴は1か月だけです。

その後はママと一緒にお風呂に入れますから購入するかどうか、しっかり考えてからにしましょう。

せっけんは泡で出るタイプだと片手でもモコモコの泡で洗えるのでオススメです。

赤ちゃん用の低刺激のものを選びましょう。
綿棒は大人用で十分です。

鼻が詰まっているときに綿棒でとりたくなりますが、赤ちゃん用の細い綿棒だとどんどん奥に入れてしまって危険です。

耳も同じ。

大人用の綿棒なら奥まで入れたくても入りませんから、見える範囲でお掃除してあげれば十分です。

自然と外に出てきますから大丈夫ですよ。
逆に毎日耳掃除をする方がよくありません。

おへその消毒用に病院からセットをもらうことが多いので事足ります。

爪切りは赤ちゃん用のものが使いやすいです。

赤ちゃんの爪はペラペラと薄いので大人の爪切りではできません。
ハサミタイプが使いやすいと思います。

2~3歳までは使うので買っておくといいでしょう。

<布オムツの場合>

オムツとカバーをして2枚で使用します。枚数はとりあえず20枚くらいから始めてもいいですね。

カバーはユルユルウンチで汚れることもあるので、多めにしておいてもいいかもしれません。

ただあっという間にサイズアウトするので、買いすぎには注意!

・オムツ

長方形の輪オムツ、成形オムツがあり生地はオーガニックや無漂白などさまざまです。

直接肌に触れるため、100%コットンが◎

成形オムツは大人の生理用ナプキンのような形になっていて、何層かに布が重ねてあります。

それとカバーでOKなので形を整える手間がなくラクです。

デメリットとしては乾きにくいこと、赤ちゃんとのサイズ感が合わないと漏れやすくなることです。

長方形のものは、輪オムツとも呼ばれていて昔ながらの布オムツです。
メリットはすぐ乾くこと、たたみ方でアレンジ自在なこと。

おしっこが増えてきたら重ねればOK
干すときはパラソルハンガーが大活躍します。

デメリットはたたむ手間がかかる、慣れるまで時間がかかってしまうことです。

・オムツカバー 3~4枚

防水加工がしてあり、外ベルト型・内ベルト型・パンツ型があります。

新生児期は外ベルト型が◎

赤ちゃんの成長に合わせて使いますが、ボタンの調整でワンサイズで長く使えるものもありますよ。

素材もさまざまです。
ウール素材は冬は暖かいのでオススメ。

夏も意外と快適に使えますよ。
ただお値段は高くなってしまいますね。

ポリエステル素材は安価なのでそろえやすいですね。
ポップな柄ものも多く、オシャレ感覚で選ぶのも楽しいですよ。

・バケツ

寝室のベッドサイドにはとりあえずのバケツ(蓋つきが◎)
を置いておいて、トイレに立ったついでに洗面所のバケツにイン!

洗面所のバケツには水を入れつけ置きします。

ウンチの場合、トイレでウンチを流してからつけ置き。
バケツは別々にしてもいいし、一緒にしてもOK

そんなに気にすることないですよ。
後で洗濯機で洗うので大丈夫です。

つけ置きの前に流水でザザーッと洗っておけばさらにラクチンです。

・あると便利なもの~重曹&クエン酸

つけ置きの際おしっこならクエン酸を、ウンチなら重曹をお湯に溶かしてからつけておくと臭いも汚れもおちやすいです。

100円ショップでも手に入りますし、おうちの掃除などにも使えるので是非お試しを。

お風呂の残り湯でも十分です。
布オムツはゆる~く無理のない範囲で楽しんでくださいね。

ちなみにウンチの黄色い汚れはお日さまのパワーで分解されますよ。

布オムツをスタートさせるのに必要な枚数は…個人差があって難しいのが現実です。

人によっては60~100枚用意するようです。

カバーは外ベルト型のウール製を2枚、ポリエステル製を1枚。

大きくなってくると布オムツがズレてこないように内ベルト型にすることが多いのですが、わが家は外ベルト型で十分でしたよ。

カバーのみ子供の成長に合わせていくつか買い足しましたが、オムツ自体はずっと使えます。

確かに1人目の時に初期費用はかかりました!
オーガニックコットンはお高いです…

でも2人目はゼロ!これも布オムツの魅力かもしれませんね!