お産について

お産ってどんなもの?
お産の種類あれこれ
その傾向と対応策

お産と言っても実はいろんな「産み方、スタイル」があるんですよ。

よくテレビドラマにあるように、陣痛が来た→次のシーンでは赤ちゃんが「おぎゃ~」なんてことはそうそうありませんからね。

お産の始まり方も人それぞれで、破水から始まる人もいれば、陣痛が長引いて3日がかりのお産になったり…

同じ人のお産でも一人目と二人目のお産では全く違うものです。
産む場所やお産のときの姿勢、呼吸法など施設によっても異なります。

ここで大切なのことは、どんな方法でもゴールは同じです。

「赤ちゃんもママも安全に」
昔も今もお産は命がけです。

安心して安全なお産をイメージしていくことも大切です。

お産の話をすると「安産だったのね
など言われることがありますよね。

そもそも「ご安産」って何なんでしょう??
お産の時間が長いと「難産」で早いと「ご安産」??

よくそう思われがちですが、私は決してそう思いません。
時間だけでは割り切れないものだからです。

まずは様々なお産の方法を知ることから始めてみましょう。

<お産の種類>

大きく分けて2つに分かれています。

①経腟分娩~赤ちゃんがママの産道を通って膣から生まれてくる。

②帝王切開~産道を通ることなく、
 直接ママのお腹と子宮を切開したところから生まれてくる。

<経腟分娩の種類>

①自然分娩

おしるし、破水、陣痛などお産が自然に始まるのを待って、自然の流れに逆らわずに行うお産のこと。

ほとんどのお産が自然分娩です。

・メリット

自然な流れなので心も体も少しずつ順応していける。
自己肯定感が高くなる、満足感が高い人が多い。

・デメリット

陣痛の強さや進行具合には個人差があり、分娩時間が3日間などかかる場合がある。

なんらかの異常があった場合は緊急で医療の介入が必要になり、精神的な負担が大きい。

*正常に経過していても少しだけ医療介入が必要になることも??

あと少しで赤ちゃんが生まれる!というときにお手伝いすることがあるんです。

・赤ちゃんの頭が予想以上に大きかったり
・陣痛が弱くなってしまったり
・胎児心拍が弱くなったり…

医師が判断した場合には、赤ちゃんの頭を器具を使って引っ張る吸引分娩鉗子分娩になることもあります。

また、ママのお腹の上をグッと押して、赤ちゃんが生まれやすくなるようにお手伝いする場合もあります。

会陰切開といって会陰をあらかじめ切開することがあります。

会陰の裂傷を防ぎ、分娩時間を短縮することで母児ともに負担を少なくするのが目的です。

会陰の伸展(皮膚の伸び)が不十分だったり、赤ちゃんの心音が低下し急いで娩出しなければいけないなどの理由で、分娩直前に判断することがほとんどです。

状況によっては局所麻酔をしますが、切開の痛みより陣痛やいきみの方がはるかに強いので麻酔しないことも多いです。

意外と切開自体の痛みは感じなかったという人も多いんですよ。
(むしろ、縫っている間や産後の違和感を訴える人が多いです)
溶ける糸で縫うことが多く抜歯は必要ありません。

②計画分娩

お産する日をあらかじめ決めて、薬などを使って陣痛を起こしていくもの。

自然な陣痛を待っていられない場合などで、母体側と胎児側の理由があります。

・母体側~妊娠合併症によって母児ともに危険と判断される場合
 予定日超過など

・胎児側~胎児発育不全、巨大児など

また立ち合い分娩のためスケジュールを調整する場合もあります。

無痛分娩など医療介入が必要な場合、安全にお産ができる時間帯に予定することもあります。

予定としては自然陣痛が来る前なので、妊娠37~38週ころに出産予定日とすることが多いです。

子宮口を軟らかくするための処置をしたり、膣に直接錠剤を入れる、点滴や飲み薬(子宮収縮剤)などにより陣痛を起こしていきます。

・メリット

・出産する日がはっきりしているので予定が立てやすい
・立ち合う側も心構えしやすい
・医療スタッフが整っている時間帯のことが多いので安心できる

・デメリット

・薬剤を使うのでその副作用の可能性がある
・赤ちゃんに負担がかからないようモニタリングが必要
・点滴を使用するなど拘束感がある

③無痛分娩

陣痛の痛みを和らげるために麻酔を使うお産。

主に「硬膜外麻酔」といって背中から細いチューブを硬膜外腔に挿入し、下半身の痛みをとるもの。

施設にもよりますが、子宮口が4~5㎝開いたころから麻酔を使うことが多いです。

ママの意識ははっきりしていて、陣痛がくる感覚はあります。

ただ陣痛の痛みが鈍くなる感じです。
もちろん、いきんで赤ちゃんを産む感覚もありますよ!

お産のあと1~2時間程度で麻酔の効果は切れます。

麻酔の量は個人差が大きく、お産の進み具合や体格、痛みの感じ方によって変わってきます。

陣痛が強くなるにつれて麻酔の量も調整していくので安心してくださいね。

きちんと医療スタッフに「痛くなってきた」など伝えていきましょう。

無痛分娩は完全な「無痛」にはならず「和痛」と思っておきましょう。

なかには、痛みを感じることなくお産したという人もいますし、結局痛かったと感じる人も…

痛みの感じ方は人それぞれということも知っておくといいでしょう。

・メリット

・計画分娩にする施設が多いため、出産予定日が
 わかることから予定が立てやすい。

・妊婦さんにとっても家族にとっても心構えがしやすい

・陣痛の痛みが和らぐため精神的にもゆとりが持てる

・医療スタッフが整っている時間帯のことが多いので安心できる

・万が一、帝王切開に変更になってもそのまま
 麻酔が使えるので迅速に対応できる

・デメリット

・麻酔の影響で1%の割合で産後に頭痛が起こることがある

・背中からチューブが入ることでの違和感

・麻酔の影響で陣痛が弱くなることがあり、
 陣痛促進剤の点滴を使うことがある

・促進剤の使用中も含め赤ちゃんの心音や母体の血圧などを
 観察するためモニタリングが必要

④帝王切開

なんらかの理由で経腟分娩ができない場合に行います。

おへその数㎝下から恥骨上まで切開し(状況により縦、横になります)直接子宮の一部を切開して赤ちゃんを娩出します。

麻酔はほとんどが局所麻酔なので意識はありますし、赤ちゃんへの影響はありません。

赤ちゃんが娩出されてから全身麻酔に切り替わる場合もあります。

帝王切開でも二人目、三人目のお産も可能ですが、経腟分娩になるか帝王切開になるかは、赤ちゃんの状態や病院の方針などによるので確認してみましょう。

また子宮に直接の傷があるので傷の治り具合や負担を考え、次回の妊娠は1年以降にすることも大事です。

予定のもの緊急の二種類があります。

1)予定帝王切開

計画分娩のひとつで、お産の方法が経腟分娩ではなく帝王切開というもの。

理由

・骨盤位(いわゆる逆子)や横位

・児頭骨盤不均衡
 赤ちゃんの頭がママの骨盤より大きい場合や
 骨盤の形に問題がある場合

・多胎妊娠
 双子や三つ子など

・前置胎盤
 胎盤が子宮の出口をふさいでいるもの

・子宮筋腫合併
 子宮にできる良性の腫瘍で大きさや部位による

・高齢出産

・高血圧や心臓疾患などの合併症がある場合

2)緊急帝王切開

経腟分娩として経過をみていたけれど、なんらかの異常があった場合に行う。

母児ともに命に関わることが多く緊急を要する場合

・胎児機能不全
 分娩中に胎児機能が低下した場合、
 赤ちゃんの命に関わるので緊急性が高い

・常位胎盤早期剝離
 赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまい、
 子宮内に出血を伴うもので赤ちゃんの命に関わるもの

・微弱陣痛
 お産に至らないような子宮の収縮が弱い状態。
 陣痛促進剤の効果が少ない場合

・妊娠高血圧症候群
 母体の血圧の急上昇など

・子宮破裂の危険性があるとき

・メリット

・赤ちゃんにとっては短時間で生まれることができるため、
 負担やストレスが少なくてすむ

・医療行為が必要な場合の対応が早い
 赤ちゃんにリスクのある場合は小児科医の立ち合いも多いため

・予定の場合は心の準備がしやすい

・陣痛による体力消耗がない

・保健適応になりそれほど費用がかさまない

 

・デメリット

・手術なのでその合併症のリスクはゼロではありません。
 出血が多くなる、術後の合併症など

・緊急の場合、精神的に不安が大きい場合がある
 必ずそばに助産師、看護師がいますので安心してくださいね。


・お腹に傷ができてしまう
 最近は目立たなくなってきています。

・アンダーヘアに隠れる位置で切開することも多いです。


・次回の妊娠で癒着胎盤のリスクがあがってしまう。
 かかりつけの病院では帝王切開ができない場合は、
 救急車で搬送されることがあります。

・入院期間が長くなってしまう
 経腟分娩は平均5日間、帝王切開だと7~8日間


・次回のお産も帝王切開になることが多い
 なかには帝王切開後の経腟分娩(VBAC)が可能なことも
 ありますが、現代の流れではほとんどが帝王切開です。
 医師と相談してみましょう。

・赤ちゃんは陣痛の刺激を受けていないので
 呼吸が整うのに時間がかかることがある

<その他のお産あれこれ>

①フリースタイル分娩(アクティブバース)

ママの好きな姿勢で産める。
その時々で楽な姿勢を見つけながらお産に臨めます。

リラックスしてお産できる。
自分で産むという「主体性」が大事!

助産院の多くはフリースタイル分娩です。

四つん這いやしゃがみこんだ姿勢、分娩台やダンナさん、助産師に抱きついた姿勢、横向きに寝て脚を誰かに支えてもらう  など様々です。

②座位分娩

一般的なお産は仰向けになって産むことが多いですが、背もたれを高くしてイスに座っているような姿勢でお産します。

上体を起こしているため重力の力を有効的に使え、いきみやすく赤ちゃんも降りてきやすい姿勢です。

急激に赤ちゃんが降りてきてしまうと、子宮頚管裂傷や会陰裂傷といった傷ができやすいです。
(助産師は介助しずらい姿勢でもあります)

③水中出産

お風呂のように温かい水の中でお産します。

体温と同じくらいの36℃の温水プールでなので、お風呂に入っているようにリラックスしやすいです。

水中で生まれた赤ちゃんはママ自身で抱き上げるので、満足感も高いでしょう。

ただ、水中出産ができる施設は限られていること、ハイリスク妊婦さんはできないというデメリットもあります。

④LDR

L=Labor(陣痛)
D=Delivery(お産)
R=Recovery(回復室)の略

一般的には陣痛室、分娩室、回復はそれぞれの部屋に分かれていることが多く移動が必要です。

ベッドとして使っていても、いざお産となると分娩台に早変わりします!

LDRの場合は、陣痛から産後まで同じ部屋で過ごすことができるので移動の面での負担がありません。

また家族にとっても居心地がいいこともメリットのひとつです。

入院費用が高くなる場合がおおいので、費用も確認しておきましょう。

⑤ソフロロジー式

呼吸法やイメージトレーニングでリラックスしてお産をすること。
お産に対して前向きになれるのが最大のメリットです。

妊娠中からイメージトレーニングをして赤ちゃんとの絆を深めていきます。

陣痛を怖いものとして考えず、「赤ちゃんを生み出すエネルギー」として考えていきます。

⑥ラマーズ法

フランスのラマーズ博士が開発した、呼吸法と補助動作によって痛みを緩和させる方法。

妊娠中から呼吸法を練習してリラックスしてお産に臨めるようにするものです。

呼吸法に集中することで痛みの緩和を目標としています。

ひ、ひ、ふー」という呼吸法は聞いたことがある人も多いのでは?

お産の時の呼吸法として取り入れている施設も多いので、助産師の声かけに従うとうまくいきます。

ちなみに

吸って吸って吐いて~」ではなく
吐いて吐いて吐いて~」ですよ!

⑦助産院でのお産

助産院とは9床以下の入院設備がある施設
医師ではなく助産師のみによるお産介助となります。

自宅のようなアットホームな雰囲気の中でお産ができます。

ダンナさんだけでなく、お子さんなどの家族の立ち会いも可能なところが多くみんなで赤ちゃんをお迎えできます。

ただし、正常な経過でトラブルのない場合のみ助産院でのお産が可能です。

妊娠中から自己管理が大事になってきますね。

また必ず提携している医療機関があり、妊娠中も採血などで行くことがあるでしょう。

何か異常がある場合は、その提携先、もしくは必要な施設に搬送できるようになっていますのでご安心を。

⑧自宅出産

昔はほとんどが自宅出産でしたが、今は減少しているのが現状。

ママもお腹の赤ちゃんも順調で問題がなければ、不可能ではありませんが、それを仕切る助産師が激減していることも原因のひとつです。

自宅でリラックスしてお産ができることが最大のメリットですが、異常な事態が起こらないとも限らずリスクは高いです

⑨微弱陣痛と陣痛促進剤

微弱陣痛とは陣痛(子宮の収縮)が弱かったり、持続時間が短いなどにより子宮口が開かずに分娩に至らないもので、お産が長引くなど母児ともに負担がかかります。

陣痛促進剤は子宮を収縮させるホルモン剤で主に点滴です。

長時間の微弱陣痛でお産が長引いて母児の疲労が強い場合や、破水したのに陣痛が始まらない場合、予定日を過ぎても陣痛が起こらない場合などに「陣痛のお手伝い」として使用します。

薬の副作用としてドキドキと動悸がしたり手が震えることも。

過強陣痛といって、強い陣痛だけがどんどんやってくるなども起こりえますが、陣痛や赤ちゃんの状態を常にモニタリングしているのでご安心を。

すぐに対応できるようになっています。

⑩立ち会い出産

お産の始まりから赤ちゃんが誕生するまでを一緒に乗り越えるお産。

夫婦、家族でお産を乗り越えるという一体感がでる。
赤ちゃんの誕生の瞬間に立ち会える!

陣痛からお産までのプロセスを一緒に過ごすことで、ダンナさんの「パパ」としての自覚もアップ!!

施設によりますが、ほとんどはダンナさんのみの立ち会いが多いですね。

なかには、上のお子さんも立ち会える場合がありますが助産院などに限られるかもしれません。

ご自分の施設で確認しておきましょう。

また立ち会いの条件として、両親学級を受けなければならない、助産師外来を受けなければならない、同意書が必要などもあり確認が必要です。
お産当日に立ち会いたいと言っても、できないのは悲しいですからね。

*立ち会い出産で大事なこと*

夫婦間での気持ちを同じにすること!

ママが立ち会ってほしくてもパパが嫌…
パパは立ち会いたいけどママが嫌…

それぞれの考え方があると思います。

どうして立ち会い出産をしたいのか、して欲しいのかを夫婦間できちんと話しておくことが大事です。

普段とは全く違った妻の姿に戸惑うダンナさんもいますし、何をどうしてあげたらいいのかわからずパニックになったり。

なかには、パパだけ張り切りすぎている場合や長時間の陣痛に疲れてしまってグーグー寝てしまったり…

ママ側も陣痛の痛みで乱れるかもしれない姿を見せたくない、産後「女」として見てもらえないんじゃないか?などの意見もあります。

お産に集中したいから一人がいいという方もいますし、本当に人それぞれ。

立ち会い出産は絶対ではありません。

もちろんメリットはたくさんありますが、そのことで夫婦間に「」ができては意味がありませんからね。

意外と
ママがパパにしてもらいたいこと」と
パパがママにしてあげたいこと」って
ズレているものなんですよ~

お互いを思いやってのことなのに、そのズレはもったいないです!

陣痛までは一緒に過ごして、分娩室に入ったら一人で産むなど、助産師も交えてお互いが納得する形を考えていきましょう。

*立ち会い出産をするパパへ*

お産は長引くこともありますし、赤ちゃんが生まれたら終わりではありません。

なかには、スポーツ観戦のように、応援するパパもいますがほどほどに。

精一杯応援してほしいですが、その方法はママにとって心地いいものをチョイスしましょうね。

あくまでもパパは「サポーター」です。

そんなのわかんないよ~」なんてパパのためにいくつかポイントをお伝えしますね。

1)NGワードを知っておく

・「疲れた」
・「眠い」
・「まだ?」

たとえ仕事帰りでもこれだけは絶対に言ってはダメですよ。

ママも疲れてるし眠いし、頑張っているんです。

2)事前にシミュレーションしておく

きちんとデータや文章にしているものを理解するのが得意な男性。
事前に勉強しておくのがいいですね。

両親学級に参加するのはもちろんですが、お産の一連の流れを把握しておきましょう。

慌てることなくスマートに対応できます。

3)ママとのコミュニケーションをマメにする

陣痛の間もママがどうしてほしいのか、その都度確認しながらいきましょう。

さっきは腰が痛いって言ってたから腰をさすったら「違う!」なんて怒られることも…

陣痛が進んでいくにつれて痛みの場所も移動していきます。

さすった方がいいのか、
強く押した方がいいのか、

などママに聞いてみましょう。

ただ、毎回毎回聞いていくのも
イライラの原因になりますので

お産担当の助産師の動きを見たり、聞いたりするとアドバイスをもらえ◎

4)水分補給や汗を拭く

陣痛のときは、真冬であっても汗だくです。
呼吸法によって口の中もカラカラになりやすいです。

そんなときはパパが水分補給を促してあげましょうね。

大切なのは「陣痛の合間」に声をかけること!

陣痛の真っ最中は痛いのでそれどころではありません。
ダンナさんの気配りはとっても大事です。

5)一緒にお産を乗り切るという気持ちとリラックス

パパは痛くないですが、二人のかわいい赤ちゃんが生まれてくるんです。

一緒に呼吸法をすることで一体感も生まれると同時に、ママはリラックスもできます。

お産で大事なのは「リラックス

パパがガチガチでは、ママにも緊張が伝わってしまいます。
内心はドキドキしていても、顔には出さず頑張りましょうね。

手を握る、陣痛の合間にはおしゃべりをするなどはお互いがリラックスできます。

6)医療スタッフのジャマにならないこと

診察などのときは静かに退室する、分娩室では医療機器にぶつからないようにするなど気を付けましょう。

パパも緊張し、興奮状態ですから周りが見えなくなることもあります。

冷静さも忘れないようにできるとパーフェクト!


ママと一緒にいきんで酸欠状態になったパパや、あまりの緊張で失神してしまったパパも…

くれぐれも気分が悪くなったときは早めに退室してくださいね。
決してママのお腹の上に倒れこむのだけはダメですよ!
(実際そういうパパがいました…)

7)ママにねぎらいの言葉を!

これが一番大事かも?!

赤ちゃんが生まれるまでは必至で応援していたのに、生まれたら赤ちゃんばかりに気を取られがちです。

命がけで人生最大ともいえるお産をしたママへねぎらいの言葉をかけてあげましょう。

「頑張ったね」
「ありがとう」
「愛してるよ」

などなど

パパの行動や言葉は、些細なことであっても一生忘れないものです。

いい意味でも悪い意味でも!

すべてを覚えているわけではありませんが、良くも悪くも印象に残ってしまうと覚えているものです。

今後のパパの株が上がるか下がるか…
立ち会い出産する場合は心してくださいね。

とは言っても、愛するパパがそばにいてくれることはとても心強いものです。

二人のかわいい赤ちゃんの誕生ですから一緒に乗り越えましょうね!

<まとめ>

お産は自分でするもの」ですから、妊娠中からイメージを膨らませて心も体も整えていきましょう。

もちろん、ダンナさんや上のお子さんなど家族みんなで。

お産はいろんなスタイルがありますが、どのお産も立派なお産です!

自分で描いていたお産のはずが、緊急で帝王切開になったり吸引分娩になったり変更せざるを得ない場合もあります。

産科医だけでなく新生児専門医が対応するなど連携がとれていますし、搬送など様々なところで協力し合っているので安心してくださいね。

緊急の場合は心の準備ができないまま、周りが動き始めて戸惑うかもしれませんが、赤ちゃんママのために医療スタッフも一丸となっています。

必ず、お産の経過を見ていた助産師はそばにいますし、たとえ帝王切開に切り替わったとしても意識はあるので話もできます。

自分が描いていたお産にならなかったとしても自分を責めたりせずに自信をもってくださいね。

これ、とっても大事なことです。
どんなお産も立派なお産ですから。

赤ちゃんに会えるのはもうすぐ!!頑張りましょうね。

何はともあれ、みんなが「ご安産」を目指して妊娠中を楽しんで過ごせますように…